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窯作りへの想い/将来の夢
 
ダイジェスト・ビデオ/WindowsMedia形式・1分40秒
 
普段、どのような想いで窯を作っていますか?
陶芸の窯は納めたときが一番キレイな状態なんですね。窯は焼けば焼くほど痛んできます。その痛みと引き換えに陶芸家の方が良い作品を作ってくれる訳ですね。
プロでしたら作品として残っていきますし、場合によっては何百年も歴史に残っていくものができる可能性もあります。趣味の方でも、気持ちの充実というものが陶芸で得られると思います。そのようにして、焼けば焼くほど陶芸の窯は傷むので、その窯の価値がやきもののほうに移っていく訳ですね。
そのような点からも、陶芸をする方が、一回でも多く、一個でも多くの良い作品を作ってもらえたらいいなと思って、窯を作り続けています。プロとかアマとかは関係なく、一回でも多く焼くことが可能なように製作しています。
 
大築は、陶芸をする人の気持ちの分かる陶芸窯メーカーと言われていますが。
先代の社長(父・俊夫)は、10年前に他界したのですが、他界する少し前に僕たちの前でロクロをやってみせてくれたんですね。そのときに、カンナを使って湯呑みを削り方を教えてくれたのですが、そのときに左手の添え方が、土のやきものに対してとても優しく見えたんです。それまで喧嘩ばかりしていたのですが、そのときは「なんて優しくやきものに手を添えているんだろう」と感じました。これがひとつのやきものに対する想いなのかな・・と思いました。
土がやきものになるまでは、優しく優しく扱ってあげないと割れてしまったりして良いものができないんです。ですから、僕が普段、窯を作るときも、「絶対にレンガは傷つけない」という気持ちでレンガを積んでいます。その連続が窯として出来上がっていくんだと思います。
 
今後の夢と目標
これからも今までと同じ想いで誰の窯に対しても同じような考えで作っていきたいです。最近は若い方が窯を買いに来ることが多いのです。「早く窯を買って陶芸家として独立したい」と思っている方が多いのですが、そういう方々の夢がかなえられるような窯を作ってあげたいと思っています。
私たちの使命は、「一回でも多く焼ける良い窯を作品として世に出す」ということです。
2006年2月10日・谷口浩司 談
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